ヒト・コトDiary

愛媛で一番小さな町、松前(まさき)町

ここには、「はだか麦」を育む確かな土の匂いや

海と共に生きる珍味作りの歴史が息づいています。

先祖代々の畑を静かに守る人。

昔ながらの手仕事で仕込む人。

そして、町に新しい風を吹き込む若き挑戦者たち。

決して派手な場所ではないけれど、

この町の人々はどこまでも情に熱く、

不器用なほど真っ直ぐに「今日」を手作りしています。

完成された景色や商品だけではない、泥臭くも温かい人のつながり。

今まで光が当たっていなかった、

松前町の体温を感じる1ページを、少しだけめくってみませんか。

【愛媛県 松前 (まさき) 町について】

松前(まさき)町は、車を使えば30分ほどで一周できる、愛媛県で最も面積の小さな町です。 西には穏やかな瀬戸内海が広がり、山のない平らな土地の地下には、重信川の豊かな伏流水が蓄えられ、人々の暮らしや農業を静かに潤しています。

このコンパクトな町には、全国トップクラスの生産量を誇る「はだか麦」の畑や、瀬戸内海の恵みを活かした「海産珍味」づくりなど、自然と共生する確かな営みが根付いています。

また、江戸時代の大飢饉の際、自らの命に代えて麦の種を守り抜き、人々を救った「義農作兵衛(ぎのうさくべえ)」の物語が残るこの町には、他者を思いやる温かい精神が今も脈々と受け継がれています。

決して派手な観光地ではありません。しかし、一番小さな町だからこそ生まれる、濃密で温かい人とのつながりや、先人たちから受け継がれた手しごとが、ここにはあります。

ロゴマークに込めた想いとストーリー

「交わり、めぐる体温。」 これが『ヒト・コトDiary』のロゴマークです。 水彩で描かれた3つの円が、少しずつ大きさや色を変えながら、柔らかく重なり合っています。このデザインには、私たちがこのプロジェクトを通じて実現したい「明確な理由」と「大切な想い」が込められています。

■なぜこのデザインだったのか

このロゴは、松前町の公式ロゴマークである「3つの円の連なり」からインスピレーションを受け、デザインしました。町民の皆様にとって親しみのある「3つの円」の形を受け継ぐことで、このメディアが松前町に深く根差し、町と共に歩むプロジェクトであることを示しています。

また、3つの円はそれぞれ、この日記の主役である「ヒト(挑戦する人)」「コト(泥臭いプロセス)」、そしてそこから生まれる「モノ(特産品)」を表しています。 それぞれの円の大きさや色をあえて少しずつ変えているのは、松前町のテーマである「恵み、めぐるまち」の『めぐる(循環する)』エネルギーを視覚的に表現するためです。ヒト・コト・モノが互いに影響を与え合い、絶えず時計回りに新しい風を循環させていく、そんな未来へのベクトルを描いています。

■ このデザインに込める想い

私たちが届けたいのは、綺麗に飾られた成功例ではなく、等身大の人たちが不器用に、泥臭く挑戦する姿です。だからこそ、企業ロゴのような定規で引いた完璧な「真円」ではなく、あえて手描きのような「いびつで、じんわりと滲む水彩の円」を採用しました。この滲みや揺らぎこそが、人間の「体温」であり「優しさ」だと信じているからです。

3つの色が重なり合い、混ざり合っている中央の濃い部分は、私たちが目指す「人と人とが温かく結び直された場所(コミュニティ)」を表しています。

はだか麦のゴールド、夕暮れのテラコッタ、豊かな自然のグリーン。

この温かい色が交わるDiaryという場所で、松前町の「知らなかった」ページをめくり、読み手であるあなたと一緒に、温かい関係を育てていきたいと願っています。


「松前町の『日常』をめくる、ヒト・コトDiary