STORY01|「人の集まり」をデザインして、その先の「つながり」へ。

未分類

「人の集まり」をデザインして、その先の「つながり」へ。

走る八百屋・藤岡祐太さんが野菜と共に届ける物語

イベント会場の中、ひときわ賑わいを生み出している場所がありました。

「今日はね、人参が安いんよ!」

「食べ歩きに、いかがですか?」

行き交う人々が、その声に吸い寄せられるように足を止めます。昔ながらの八百屋さんのような、どこか懐かしく温かい声の主。

彼が、株式会社Local Arct代表取締役の藤岡祐太さん
26歳です。

■ 建築から「人儲け」へのシフト

高校時代に地方創生に関心を持ち、その手段として大学の建築学科へ進学した藤岡さん。

しかし、彼の人生を大きく変えたのは、学生時代のアルバイト先の産直市の店長から贈られた1つの言葉でした。

 「お金儲けではなく、人儲け」

西日本豪雨での被災やコロナ禍を経験する中で、
「人とのつながりの大切さ」や「人の温かさ」に深く気づかされたのだそうです。
まちづくり、地域を支えたいと思う青年は、
今、「人の集まり」をデザインしています。

■ 泥臭く、どローカル

藤岡さんの年間走行距離は「約地球2周分」にも及びます。「走る八百屋」として、自らハンドルを握り県内の農家さんへ直接仕入れに向かいます。
採れたての野菜をお届けすることはもちろんですが、
彼が何よりも大切にしているのは農家さんとの
つながり」です。

時には、自ら畑に入って収穫を助け、早ければ翌日にはその野菜を売り場へと並べます。一般的な流通では数日かかることもある工程を、彼は自らの足で短縮します。
ただモノを運ぶのではなく、生産者の顔を見て想いを聞き、採れたての瑞々しさと共にその「物語」ごと消費者に届けています。
それは、販売者としての責任をしっかり持っている証拠だと、私は感じています。

その想いを形にしているのが、彼が自らペンを走らせる「手書きPOP」です。
単なる商品説明ではなく、農家さんの想いや、美味しい食べ方が温かい文字で添えられています。
魅せ方一つにまでこだわる彼特有の「デザイン力」と、圧倒的な「情熱」が、この一枚に凝縮されています。

26歳という若さでありながら、藤岡さんの言葉には
不思議な温かさがあります。

昔ながらの話し方で、まるで田舎の祖父母や近所の面倒見の良いお兄さんが話しかけてくれたような、そんなホッとする感覚です。

彼の言葉の端々には、常に「気遣い」と「優しさ」が溢れていて、自然と惹きつけられてしまうのです。

■ 受け継がれる「温かさ」のバトン

そんな藤岡さんの「人柄」に惹かれているのは、私だけではありません。彼の会社で働く現役の大学生たちからも、彼への深い「信頼」が伝わってきます。

それを象徴するような、こんな出来事がありました。

大街道で行われた、大型イベントでのこと。その日、藤岡さんは不在。悪天候の中、学生たちだけでお店を切り盛りしていました。
そんな時、観光客から「柑橘を箱で送ってほしい」と依頼された際、お客様のご厚意で「差額は結構ですよ」と、多めに送料をお預かりしたそうです。その時、学生たちは「そのまま頂戴するわけにはいかない」と自らの判断で、愛媛でも珍しい品種の柑橘と、「手書きの手紙」をこっそり箱に忍ばせて発送しました。

イベント終了後、彼らは藤岡さんにこう報告したといいます。

「勝手な判断をしてすみません。でも、きっと社長、Local Arctならこうすると思って・・・」

このエピソードを聞いたとき、私は胸が熱くなりました。人と人とのつながりの大切さや藤岡さんの想いが、しっかりと学生さんたちに伝わり、共感され、信頼されている何よりの証拠です。
10代・20代の若者が、この年齢で「人の温かさ」を体現できるのは、かつて「人儲け」に感銘を受けた藤岡さんの背中を見ているからこそなのだと思います。

■ その先の未来へ、一緒に

藤岡さんの周りには、自然と人が集まります。

表情も、言葉も、雰囲気も、すべてが温かい。

しかし、その温かさのなかには「誠実さ」と「強さ」をしっかり感じることができます。

そして、いま彼が築いている「人のつながり」と、元々学んでいた「建築」の知識を掛け合わせて、これからは本当の意味でのまちづくりにも参画していきたいそうです。
物理的なハコ(建物)を作るだけでなく、そこに血の通ったコミュニティをデザインしていく。

彼が思い描く温かいまちづくりは、
まだ始まったばかりです。

そんな藤岡さんのまっすぐな想いに惹かれ、私たちも一緒に「小さな一歩」を歩み始めることにしました。
藤岡さんが見つけてきた選りすぐりの青果と、松前町の大地が育んだ自慢の野菜たち。

この2つをひとつの箱にぎゅっと詰めた特別なセットを、皆様のもとへお届けします。

藤岡さんがデザインした「人のつながり」と、地域の生産者さんたちの愛情。

ぜひ皆様にもこの温かさに触れてみてほしいです。

【商品のご案内】
この記事の公開に合わせ、
松前町の恵みと、走る八百屋厳選青果セット」の
販売をスタートいたします。

初回限定 30箱(5月16日(土) 初回発送予定)

【販売方法】
愛媛まさき町観光物産協会(エミフルMASAKIまさき村内)、ヒト・コトDiary公式HP、または愛媛まさき町観光物産協会公式Instagram(@masaki.kanko)のプロフィールリンクより、公式ショップ『ヒト・コトGIFT』https://hitokotogift.base.shopにてお買い求めいただけます。

※お野菜は自然からの大切な預かりものです。一番美味しい状態のものをお届けするため、写真のお野菜はあくまで一例となり、実際にお届けする種類や産地はその日の収穫状況によって異なります。自然の恵みとして、その時々の「一期一会」のお野菜を楽しみにしていただけますと幸いです。

藤岡さんが紡ぐ『物語』と、松前町の魅力。

農家さんの想いが詰まったひと箱を、どうぞお楽しみに!

Comments

  1. […] 掲載記事はこちら […]